『現代の音楽』
この度NHKよりオーケストラ新作の委嘱のお話を頂き次の通り放送されることになりました。
【放送局】NHKラジオFM
【番組名】『現代の音楽』新作委嘱シリーズ日本人若手作曲家の競演 ▽久保哲朗
【日 時】令和3年3月28日(日)
午前8時10分~9時00分
https://www4.nhk.or.jp/P446/
半年をかけ創作にあたった委嘱作品『かぎろひうつろふ』に加え、イタリアで初演された室内楽曲を含めた2作品とインタビューという番組構成となっております。年度末のお忙しい時期とは存じますがお聴き頂ければ幸甚です。
今回書かせていただいた『かぎろひうつろふ』は当時の留学先であるミラノで書き始めました。しかしその後すぐに、ミラノはヨーロッパで一番最初のコロナウイルス感染拡大地域となってしまい、2ヶ月にわたって続いたロックダウンの後、留学を切り上げ帰国しましたが、心身共に疲弊してしまいなかなか活動を再開できずにいました。4ヶ月ほどでしょうか。何も出来ずただひたすら寝込んでいました。
そこから立ち直るきっかけをくださったのは「哲朗の人生は作曲をすることでしょう。音楽を書かなくちゃいけないんだよ。」というマエストロの言葉でした。そのアドバイス通り、毎日少しずつ自分を癒すように、イタリアでの大切な時間を振り返るように時間の移ろいを音で紡いでいった。『かぎろひうつろふ』はそんな作品です。
【放送局】NHKラジオFM
【番組名】『現代の音楽』新作委嘱シリーズ日本人若手作曲家の競演 ▽久保哲朗
【日 時】令和3年3月28日(日)
午前8時10分~9時00分
https://www4.nhk.or.jp/P446/
半年をかけ創作にあたった委嘱作品『かぎろひうつろふ』に加え、イタリアで初演された室内楽曲を含めた2作品とインタビューという番組構成となっております。年度末のお忙しい時期とは存じますがお聴き頂ければ幸甚です。
今回書かせていただいた『かぎろひうつろふ』は当時の留学先であるミラノで書き始めました。しかしその後すぐに、ミラノはヨーロッパで一番最初のコロナウイルス感染拡大地域となってしまい、2ヶ月にわたって続いたロックダウンの後、留学を切り上げ帰国しましたが、心身共に疲弊してしまいなかなか活動を再開できずにいました。4ヶ月ほどでしょうか。何も出来ずただひたすら寝込んでいました。
そこから立ち直るきっかけをくださったのは「哲朗の人生は作曲をすることでしょう。音楽を書かなくちゃいけないんだよ。」というマエストロの言葉でした。そのアドバイス通り、毎日少しずつ自分を癒すように、イタリアでの大切な時間を振り返るように時間の移ろいを音で紡いでいった。『かぎろひうつろふ』はそんな作品です。
収録の際、自作品を聴く中でこの一年の様々な記憶が蘇りました。思い出したくない辛い記憶と思っていたけれど、あの時どんなに人の優しさに包まれていたのか。外国人の僕に毎日のようにメッセージや電話をくれたマエストロ、イタリアの友人達、僕のために家族と離れてミラノに残ってくださった恩師、毎日気遣ってご飯を差し入れてくださった家主さん。自然と涙が出ました。
最後になりますが、コロナ禍の厳しい中、新作委嘱の企画を続行してくださった『現代の音楽』の番組の皆様、西村朗先生、演奏をしてくださった東京交響楽団の皆様、指揮者の 板倉康明先生、関わってくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
最後になりますが、コロナ禍の厳しい中、新作委嘱の企画を続行してくださった『現代の音楽』の番組の皆様、西村朗先生、演奏をしてくださった東京交響楽団の皆様、指揮者の 板倉康明先生、関わってくださった皆様に改めて感謝申し上げます。
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