音楽院の教育環境
昨日はミラノ音楽院のWelcome Dayに参加。これは日本でいうオープンキャンパスのようなもので厳密には入学式という感じではない。とはいえ一応最後には新入生向けに簡単な乾杯の時間が設けられており、いよいよミラノでの勉学が始まるのだと背筋が伸びる。
ミラノ音楽院はとても小さな学校だが、クラシックに限らずジャズ、ロック、ポップス、ビックバンド、電子音楽等さまざまな分野の音楽が見事に体系化され、分け隔てなくアカデミー内に共存している印象。ヨーロッパはやはり環境整備の仕方がうまい。
チラシがいかしてる。
ちなみにイタリア語で音楽院のことを「Conservatorio」と言うが元々は「保管所」といった意味で用いられており、音楽院とは文字通り音楽文化を保存し継承する場なのだ。
そうした分野の多様性もあってか作曲科の授業も非常にバリエーションに富んでおり、実技はもちろん楽器法、管弦楽法や電子音響、ジャズ作曲、音楽史、音楽学、美学や指揮(オーケストラ指揮、アンサンブル指揮、合唱指揮というように細分化され教育が行われる)、珍しいのだと劇場での経験?など幅広く音楽を学べる。ヨーロッパでの音楽教育とは広い意味で音楽家を育てる場なのだろう。
また、1年次の提出作品はミラノの現代音楽アンサンブルMidi ensembleの奏者がそれぞれ演奏を担当することになっていて、なるほど学生が伸びるわけだ(その成果を入学式後のコンサートで見たわけだがそれは次回に。)。
入学式は同門のスペイン人留学生、ギュレルモとずっと行動を共にした。彼は本当にあり得ないくらい親切で優しい。今まで日本人ほど親切な人間はいないと思っていたが、そんなことはないのだった。
途中見学したポップスの演奏会での一枚。なんだかアメリカンスクールに来たようで面白かった(笑)
そうした分野の多様性もあってか作曲科の授業も非常にバリエーションに富んでおり、実技はもちろん楽器法、管弦楽法や電子音響、ジャズ作曲、音楽史、音楽学、美学や指揮(オーケストラ指揮、アンサンブル指揮、合唱指揮というように細分化され教育が行われる)、珍しいのだと劇場での経験?など幅広く音楽を学べる。ヨーロッパでの音楽教育とは広い意味で音楽家を育てる場なのだろう。
また、1年次の提出作品はミラノの現代音楽アンサンブルMidi ensembleの奏者がそれぞれ演奏を担当することになっていて、なるほど学生が伸びるわけだ(その成果を入学式後のコンサートで見たわけだがそれは次回に。)。
学長の凛としたスピーチを聞く。
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