ミラネーゼ

ミラノでは一般的に想像されるイタリア人=人懐っこくて、いつでも女性を口説いていて、ルーズで、胸元はだけて・・・・とは全く違う人々が暮らしている。何なら当初はドイツ人よりも冷たい人々に感じたし、服はビシッとinシャツ、女ったらしな男は見たことがない。朝早くから草刈りの騒音が聞こえるし(笑)、通勤電車もビジネスマン達で溢れている。まさか満員電車をイタリアで経験するとは思わなかった。北イタリアは長くオーストリアに支配されていたことも何か関係があるのだろうか。

ミラノの街は何だか東京っぽい。であの磯崎新氏の設計高層ビルもあるらしい。行ってみたい。


そうそう冷たいと言えば、入試料支払いのためにはじめてミラノの郵便局に行った時のことを思い出す。番号札について聞いても周りは助けてくれないし、何より窓口のおばちゃんが本当にぶっきらぼう。自分のことは自分でというミラノの洗礼を受けた瞬間だった。とはいえ「入試料払えないと全てが終わる」という恐怖によって不審者のごとくオドオドしていた自分を周りは怖がっていたのかもしれない(笑)

と基本的にミラネーゼは他者にクールなのだが、肝心な時優しい。道で転びそうな時、強面with鼻ピアスのニーチャンが支えてくれたし、チケットが買えずしょんぼりしていると見知らぬおじいちゃんがチケットをなぜかくれた。滞在許可証申請で疲れ切っていると事務のおばちゃんが頑張れと投げキッスをくれたし、レッスンで語学が撃沈した時、クラスメイトはコーヒーを奢ってくれた上に慰めてくれた・・・・いや、優しすぎるだろ。

当分ミラネーゼを僕は理解できない。

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